近年の情報コミュニケーション技術( ICT )およびインターネットのめざましい発達は、時間や場所に捕われない効率的・効果的な日本語教育 e- ラーニングの可能性を広げてきました。
日本語教育メディア・システム開発部門(通称: JEMS )は、 ICT やインターネットを利用した日本語 CALL 教材、日本語教育 e- ラーニングを多数開発してきました。 1999 年の JEMS 発足時に
(1)グローバルな日本語教育システムの構築、
(2)インターネットを活用したマルチメディア教材の開発
を目標として掲げましたが、近年はこの目標をさらにより現実化させ、以下の 3点を重視した開発を進めています。
教材の利活用を図るため、具体的な学習対象者に合わせた質の高い内容の教材を提供していくと同時に、常時、教材の点検・評価を行い、改善を継続する。
- 学習履歴を蓄積、フィードバックし、学習者が自立的に学習を進めていける e- ラーニング環境を提供する。
- 学内外・海外の他機関とのネットワークを構築し、協同してより効果的なオンライン教材を作成していく。